夏休み最初の木曜日。都内の最高気温が35度を超える中、毎年恒例のCampeena夏休みデイキャンプを開催しました。数組の欠席が出たものの今年もたくさんご参加いただき、なんと14家族:総勢41名。3歳児から高校生まで参加する賑やかなデイキャンプとなりました!
<今回のイベント募集内容はこちら>
メンバーに無茶振り!?カレー調理は分担
私達Campeenaのイベントは、道具はすべて我が家所有のキャンプギアを使用。食材の買い出しや運び込み、設営なども自分達でこなしています。今回のスタッフ人員は、私と高2の長女、ベテランママさんの計3名。だから、4種類あるカレーの調理は、参加者みんなで分担できるように進めていきました。
前の晩に手書きしたオリジナルのレシピ用紙をお配りして、4種類のカレー作りを担当者さんで分担。作るのはカレーなので、材料の分量さえ間違わなければ失敗なし!作業もサクサク進んでいきます。
デイキャンプ初体験の方もいらっしゃいましたが、アウトドア調理でも道具が揃っているので特に躊躇いもなく、テキパキと作業を進めていけるんですよね。昨年の「ざるうどん」に比べ格段に手の込んだキャンプ料理になったんですが、無事に美味しく出来上がりました。
※ガスで大人数の煮込み料理は、(水温の高い夏とはいえ)予想以上に時間がかかりました。この分量を作るのなら、次回はダッチオーブンを1個増やしたいと思います。お腹空いてるのにお待たせしちゃって、申し訳ありませんでした。
子ども達も、できることを一緒に!
小さなお子さんは野菜の皮むきなどをお手伝い。親子一緒に作業することで、お子さんが目の届くところにいてくれるので大人も安心して作業できます。
普段お家ではお手伝いを嫌がるというお子さんも、お友達と一緒なので進んで作業に参加してくれていましたよ。玉ねぎの皮を剥いたり、ピーマンの種を取ったり、未就学児さん達の表情も真剣です。
意外と難しい?すり切り1杯
各家庭1.5合ずつですが、メスティンを使ってお米も研いでもらいました。(大勢で参加してくださっているご家庭はご飯が足りないので、追加で1升分のお米を羽釜炊飯してご用意しました。)
計量カップですり切り一杯。カップいっぱいにお米を入れてザザーッと移し替えるだけの作業なのですが、子どもにかこれが案外難しいんです。
昨年よりも1つ大きくなった子どもたち。小さな手で一生懸命頑張りました。
炭火調理・薪調理もお願いします!
<各家庭1.5合×メスティン15個=22.5合/ユニフレームの薪炊飯羽釜5合+ウルシヤマ金属工業のガス羽釜5合=10合>全部合わせて3升以上のご飯を炊くことになった、今回のデイキャンプ。炊飯の失敗は許されないものの、私は火の前にずっとついていることができないかも知れない…。
そこで、火に慣れたベテランキャンパーさん達に白羽の矢を立てました。(暑い中、無茶振りだったかも?)
ご長男と一緒になって、全員分のご飯の炊け具合をみてくださったのは、今回が参加2回目のパパさん。急なお願いにも関わらず、炭の前につきっきりで作業してくださいました。
真剣にお父さんの説明を聞き、挑戦する姿が印象的で、息子さんもすっかり炊飯ベテランの顔になりました。きっと息子さんは、小学校のキャンプでも大活躍できることでしょうね。
薪炊飯&ダッチオーブンでのトマトカレー煮込みをお願いしたのは、小学生の頃からCampeenaに参加してくださっているYさん兄弟です。
ベテランキャンパーKさん見守りの元、兄弟で協力して頑張ってくれましたよ。水遊びもほとんどせず、最後は灰の片付けまでやってくれる頼もしさ。もうすっかり、安心して任せられます。
エリア貸切で自由に過ごす!Campeena的平和島公園キャンプ場の使い方
今回のイベントはBエリアのサイトを(テント設営しない場所も含めて)全サイト抑える形で予約させていただきました。サイト使用の推奨人数的にはまったく問題ないのですが、上段のサイトにはタープも何もないので、使用してないと思い、迷い込んできてしまう人がいるほどです。
エリア全体を予約しようとすると、希望日の抽選に当たる可能性がとても低くなってしまうのですが…、それでも、エリアを貸切にしているからこそ許されるたくさんのメリットがあります。
エリアを貸切にすることで、炊事場を使用するのはCampeenaイベントの参加者さんだけになります。子どもが炊事棟の中をウロウロしても、炊事場全体を使って班ごとに調理しても、他の利用者がいないから安心して自由にしていてOK。
「他人に迷惑をかける心配がない環境」というだけで、親も子どもも気持ちが軽くなって、実にのびのびと過ごせるんです。
エリア貸切でない場合には、噴水近くの臨時駐輪場に自転車を停めて移動しなければいけないのが平和島公園キャンプ場のルール。でもCampeenaのイベントはエリア貸切なので、キャンプエリアの中まで自転車でやってきて、すぐ横に駐輪できます。
自転車の後ろでお子さんが寝てしまっていても大丈夫。周囲に他の利用者が誰も居ないから、着替えのテントも半分メッシュでも大丈夫だし、濡れたタオルをロープで仮干しだって出来ちゃいます。
噴水遊びがまだちょっと心配なお子さんは、バケツで水遊びしたり水鉄砲したり、多少バシャバシャしても安心。お昼ご飯の後はBエリアをあそびの基地にして、親子で公園のいろいろなところに出かけていました。
テント1&タープ1:サイトアレンジをご紹介
例年は着替え用にドームテントを建てることが多いのですが、ドームは熱が篭りやすく、子ども達の着替えは毎回汗だく。Bエリアや木陰がたくさんあるので、今年は使用するテントをツールームに変更し、ターブも3つだけに持参しました。
今回使用したのはキャプテンスタッグの復刻テント「ビバレー」です。B-4サイトだけは10:00から翌日の10:00まで使用できるようにしていましたので、テントやタープはB-4サイトにまとめて設営しました。
Bエリア上段は適度に木陰があるので、椅子だけ持って移動すれば噴水で遊ぶ子ども達の見守りも可能。時間帯によって太陽は移動するので、タープを張り直すよりも椅子を持って移動した方が涼しく過ごせるんです(笑)
身長さえあれば設営も簡単なツールーム!?
「ビバレー」はインナーテントを吊るすタイプのツールームなので、着替えエリアが狭くても平気な場合は、ソロテントや小さめのドームテントをカンガルースタイル(大きなテントの中に小さなテントを設営する方法)で設営しても便利そうです。
手前側を庇のように張り出すことができるので、1つのテントで大きな日陰が確保できるのも嬉しいポイント。
湿度のある日の設営は、(風がないと)幕を被せるのがとても大変でしたので、身長がある方と一緒に設営するか、幕を持って走りふわっと覆い被せるか…いずれにしても娘と私で設営するにはコツが要りそうです。
とはいえ、撤収はとても楽なので…この大きさ&1幕で作れる日陰面積や着替えエリアのことを思うと…やはりとても便利なテントなのはいうまでもありません。
オープンタープの下でお昼ご飯を食べていた夏もあるのですが、タープ下でも太陽の熱が伝わりやすかったので、テントの内側に空気の層が作られるツールームテントは、やはり暑さの感じ方が全然違う気がしました。
オープンタープは、ポールの位置&高さにこだわりあり
水遊び用のスノコエリアに設置したのは、ユニフレームの「Revoタープ6.0」です。こちらのタープはその大きさもさることながら、比較的遮光性がありポール位置を工夫することで、風も取り入れやすいのが特徴です。
スクエアタープではなくアシンメトリーなヘキサタープなので、ロープを引く方向(力を加える方向)さえ間違わなければ、簡単に張れるのも嬉しいポイントです。横幅の狭い場所に無理やり設営したので、通路側のポールはすのこに引っ掛け、サイトギリギリにペグを打ちました。
ここまでして(写真右手前を)直ベグにして、右奥側にポールを入れたかったのは…右手前側が南なので、太陽は遮りたかったから。そして、奥川にポールを入れたのは、炊事棟から中で遊ぶ子ども達の姿が見えるようにしておくためです。
小さなことですが、こういった1つ1つの積み重ねが、未然に事故を防ぐ大切なポイントなのだと思っています。
ここに注意!平和島公園キャンプ場での水遊び
実は、平和島公園キャンプ場がリニューアルされるまで、キャンプ場内でのビニールプールの使用は禁止されていました。リニューアル後は、HP等の利用規約を確認してもプールの利用に関する記載はありません。
ですが一般的なキャンプ場で1サイトのみ予約している場合には、自分のサイトでビニールプールを使うなんて、もはや考えないのが当たり前。見回りに来たスタッフさんには何も言われなかったので大丈夫だったとは思うのですが、エリア貸切でない場合はビニールプールやバケツでの水遊びはできませんのでご注意ください。
なお、Aエリアの炊事場付近にはビニールプール使用禁止の看板が立っていました。公園の一般利用者に向けた案内なのかもしれませんが、使用を希望する場合は、前に確認しておくことをお勧めします。
また、噴水エリアはタイル張り。足元が滑りやすいので、ビーチサンダルやクロックスよりもウォーターシューズなど、脱げにくくて靴底がしっかりした履き物がお勧めです。
濡れた足でサンダルを履くと、キュッキュッと足が滑りますよね。楽しいとつい走り出したくなってしまうのが子どもというもの(笑)。今年も何人か転んでいましたので、お気をつけください。
Aエリア周辺を流れる小川も噴水も、水が出るのは10:00-16:00までです。こちらを流れる水は、噴水の下に貯水槽(浄化槽?)があるそうで、年に何回か点検が入ることがあります。今も夏場に点検作業を行なっているのかは分かりませんが、設備点検日にはご注意ください。
一緒に楽しんでくれて、ありがとう。また会おうね!
異年齢の子どもたちがクタクタになるまで遊び、「またね」と笑顔で手を振る場所。それがCampeenaのイベントです。次回の日程が決まっているわけでもなく、お互いに連絡先を交換するわけでもないけれど、「きっとまた会えるよね」と思えるから不思議。
もちろん、毎回、初参加の家族も何組か混ざってます。それでもみんながフラットに受け入れてくれるから、子ども同士もだんだんと顔見知りになって、初対面の大人に物怖じせずに接したり、安心して頼ったりできる場所になっていくんですね。
次は、焚き火が沁みる季節に開催できたらな…と思っているので、またぜひご参加ください!
<この場を借りて、御礼を伝えたい:Special Thanks>
・暑い中、炭火の前で全員分のご飯を管理してくれたSさんパパ
・ボーイズの薪調理を温かく見守ってくれたKさん
・薪や炭の燃えかすの片付けまで、しっかり受け持ってくれたYさん兄弟
・ワイワイ楽しみながら、洗い物全部してくれたママさん達
・写真をたくさん現像して送ってくれたIさん
・良きタイミングでみんなに声をかけにいってくれたり、あちこち抜けてる私をしっかりサポートして朝から頑張ってくれたNさん。
みんな、みんな、ありがとうございました。
※今回初めて母&娘で参加してくださったIさんが、ご感想をブログに綴ってくださいました。こちらのサイトからご覧いただけますので、ぜひご覧いただけますを幸いです。
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