※こちらの記事は2015年の記事をリライト、情報を追記して作成しています。
紙のお鍋でしゃぶしゃぶをしたりする光景は見たことがありますよね?実は、紙コップもそれなりに調理に使える便利アイテム。お米を炊いたり、蒸し焼きにしたり…いろいろ試してみましたのでご紹介します。
きっかけはGARVY5月号
ご飯の味にこだわる私たち。以前のキャンプで袋を使ってご飯を炊いたと、アップした記事があるのをご存知の方もいらっしゃると思います。。 GWに行った山梨県ウエストリバーオートキャンプ場では、紙コップとアルミホイルを使って、炭火・焚き火の2パターンでご飯を炊いてみました。
きっかけは、2015年の雑誌ガルビー5月号に載っていた「紙コップを限界ギリギリまで活用する」でした。
「これでご飯炊けるの!?」「出来たら楽しいじゃん!!」っという、本当に単純な興味でGWキャンプでトライしてみた我が家。
おしゃれなキャンプ飯もいいですが、(たまには)こういう実験的なご飯も楽しいですよね♪
まずは、炭火で炊飯に挑戦!
紙コップの1/3位までお米を入れて、割り箸を使ってとぎます。(とぎ汁を流すときには割り箸をそっと口の部分に添えると上手にできますよ。)お子さんと一緒に作業するときには、念の為、下にザルを置いて水切りすると安心です。
30分程度浸水させたら、もう1つ紙コップを重ねてアルミホイルで包みます。この時、1枚のアルミホイルで全体を包み込むのではなく、上下2枚に分けてフタ状にしておくと、中の炊け具合を確認しやすいのでオススメです。
火力調節がしやすいように、グリルの中に炭いっぱいの高温部分と低温部分を用意して加熱スタート!ときどき位置を変えたりしながら様子をみます。
(通常は)15分もしないうちに湯気が出てくるそうなので、アルミホイルの隙間から湯気が出だしたら要観察!ときどきのぞいで見ながらですが、5分もしないうちに水分がなくなってきますので、少し早めに火からおろして蒸らします。
今回は慎重に加熱したので、これこれ1時間以上かかってしまいました。ちびっ娘連れてのキャンプだと、大人が炭火に1時間つきっきりは、しんどいですね…。
でもお味はとっても美味しく炊けていたので、キャンプのみならず被災時の調理方法の一つとしてありかもしれません。
これぞまさしく防災向け!?焚き火での炊飯にも挑戦
GARVYの紙面でもやっていたので、2日目は焚き火での炊飯にも挑戦してみました。
キャンプ場で購入した薪がこれまた良く燃える針葉樹でしたので、火力が強い強い!!
あっという間に沸騰して、あっという間に水分もなくなり…炭火の1/4位の時間で完了しました。
早いのはいいのです…あまりの火力でご飯が黄色くなってしまったものや、薪の独特の風味が移ってしまったものが多数。場所によっては、カレーをかけても、ご飯についてクセのある味が気になってしまうものまであり、子ども達は大不評でした。
この状態になってしまうと、紙コップの塗料やアルミホイルの成分がどうなっているのかイマイチ不安で、(食べ物を粗末にするのは嫌いなのですが)ちょっと食べられませんでした。
美味しく炊けたものもありましたが…、薪での炊飯はまだまだ試行錯誤の余地ありです。アルミホイルを分厚いのにしてみたり、紅葉樹の薪でゆっくり加熱したり?薪で炊飯される際には、ちょっと工夫してみてください。
幼児のおやつには、紙コップ蒸しパンがオススメ
たくさん紙コップがあるときには、クッカーに水を張って、生地を入れた紙コップを並べ、蒸し料理もできちゃいます。
アルミやシリコンの型を使うよりも深さがあるので、アウトドアで使うときには倒れにくいし便利ですよ。レーズンやお芋を入れておけば、お子さんの補食にもぴったり♪
蒸し上がった直後はカップもフニャフニャで、ちょっとべちゃっとした食感ですので、5〜10分立ったぐらいが(火傷の心配もなくなって)食べごろです。
湯煎プリンも人気です
アウトドアでは中々冷たく冷やすのが難しいのですが、カップアイスと卵を使った紙コッププリンも美味しいのでご紹介します。
スーパーカップのバニラアイスと卵を用意します。通常サイズの場合は、アイス1つに対して卵2つ。ミニサイズのアイスと使う場合には、アイス2つ:卵2〜3個を混ぜます。
卵の量は大きさにもよるので調節が必要ですが、アイス多めよりも、卵多めで作った方がスッキルとした甘さになって食べやすい味になります。
砂糖とお水でカラメルソースを作り、カップの底に入れ、上からそっとアイス&卵液を注ぎ込みます。卵(特に白身)のムラが気になる場合は裏ごししますが、アウトドアの場合は面倒なので省略(笑)
クッカーにお湯を張って紙コップごと並べたら、蓋をして蒸らすこと5〜10分。表面が沸々としてきたら完成です。(中心に竹串などを刺してみて、液が上がってこなければOKです。)
卵多めで作るとスが入りますが、そこはご愛嬌ということで…。蒸し上がったあとよく冷やすと(紙カップから水分が抜けて)真ん中が凹みます。卵液を入れすぎると、中心まで火が通るのに時間がかかってしまうので、カップの半分ぐらいまでにしておくのがポイントです!
カップに沿って軽くナイフを入れてプリンを剥がし、お皿の上で逆さまにして(形が変わるくらい)グッと押せば、やや弾力のある卵プリンの出来上がり♪
簡単ですので、ぜひお試しください。
炊飯からオヤツ作りまで、紙コップ調理の可能性を感じていただけましたでしょうか?
コンビニでも100均でも、どこでも手軽に手に入るアイテムですので、ぜひご家族で挑戦してみてくださいね。
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