最近、関東は週末毎に雨ばかりですね。なんとかお出かけ出来ても土曜か日曜に1日しか雨が上がらなかったり、風が強かったり…。(予約が取れなくて)キャンプにも行きづらい時には、鷹取山はいかがでしょう!?
実は数年前から狙ってました(笑) 鷹取山との出会い
品川に住んでいた時から、「外遊びtete」さんが逗子市の鷹取山ハイキングを行っていたのを見ていて、「いつか行きたいな〜」と思っていました。
主催の東さんからは、「安井家なら家族だけで行っても大丈夫だと思いますよ!」と、おすすめのコースをシェアしてもらっていましたが機会がなく、あっという間に2年以上経ってしまいました。
逗子市のサイトから地図を印刷してスタート
週末の雨予報で日曜日に1日だけ予定のない日が出来たので「今しかない!」と思って(家族の意見とか聞かずに)準備開始。ありがたいことに、逗子市のHPからいろいろなコースの地図がダウンロード出来るので安心です。
各ポイントのトイレ情報が載っているのも、子連れで出かけるには本当にありがたいですよね。
神武寺から鷹取山に登り田浦方面へ下りるコースは、結構時間がかかりそうでしたので、今回は神武寺駅〜鷹取山〜東逗子駅のコースを選択。(ネットの情報だと)このコースは大人の足で1時間半程度との事でしたよ。まあ、我が家の場合は片道2時間。往復4時間でしたが…(笑)
裏参道から神武寺経由で鷹取山へGO!
前日の雨で、川になった(と思われる)裏参道
京浜急行の神武寺駅から入っていく神武寺の裏参道は、初めこそ平らなものの、老人ホームを過ぎたあたりから本格的な山道になります。日があまり当たらない細い道は、あちこちぬかるんで、水溜りが出来ていました。
岩の間から水が染み出してきていて、苔やシダ植物がビッシリ!
細い道は、チョロチョロと流れる小川の脇に続いていて、前日の大雨で流れてきた(と思われる)落ち葉や泥で覆われていました。
濡れた岩は滑るかと思いきや、意外にもザラっとした滑り難い岩肌なんです。
傾斜もちょっと息が上がる程度で、途中階段などもありますが「ハァハァ」「ゼエゼエ」脂汗をかくなんていうことは無く、(運動不足な私でも)適度な運動量でした♪
鷹取山は、各所にトイレや看板も整備されていて基本的には歩きやすいのですが…、裏参道の最初の看板が2つあり、一瞬「んっ1?」ってなります。まあ、新しい方の矢印に従えばいいだけなんですけどね。
ペース(時間)配分にご注意ください
神武寺まで来たところで、ちょっと遅めのお昼!おにぎりタイムにしました。桜の下で食べたかったのですが、先客がいたので晩鐘の階段をちょっとお借りして、休憩させていただきました。
なんの種類の桜でしょうか。すでに八分咲きぐらいで、とても綺麗でしたよ。
実は、おにぎりを食べ終わった段階で、この時すでに15時。3月とはいえ徐々に寒くなってくる時間ですし、往復1時間半のハイキングだと言われていても、万が一のことがあったら日が暮れてしまうかも…という、結構ギリギリの時間です。
そもそも、おにぎりは山頂で食べる予定だったんですが、江ノ島・鎌倉界隈の渋滞にはまってしまって…、京急神武寺駅に降り立った時には14時近くになっていました。
不安はありつつも、下山時間も考慮して16時までに登頂できなければ、そこで折り返そう!と決めて先に進みました。
適度なアドベンチャー感が絶妙な岩場
小1の次男にとっては少々高めの岩場ですが、ちゃんと足をかけるところもあるので、スイスイ進んでいけます。ドキドキ・ワクワクするけれど、怖さを感じて脚がすくむほどではない絶妙な冒険感。
高めの場所には、鎖が打ってあるので、捕まりながら進みます。
途中何度も「道はここ!?」と驚くような場所もありましたが、岩の向こうをちょっと覗いてみれば、迷うことなく進んでいくことができましたよ。
16時が近づき、判断に迷っていると、ちょうど山頂から下山してきた方に出会いました。山頂までの距離をうかがうと、「あと5分もないよ!?」との事。最後の岩場をさらに足早に登り、16時10分には無事に展望台に辿り着くことができました。
途中で出会った(獣道を行く)地元民のおじいさんのガイドで、私たち夫婦はスカイツリーを探したり、アクアラインを探したり景色を堪能。日によっては、筑波山も見えるそうですよ!
その間子ども達は…景色なんてほとんど見ず、おやつを頬張っていましたね(笑)
山頂付近にはクライミングを楽しむ人達も!
展望台の下はちょっとした広場のようになっていて、シートを広げてお弁当を食べたり出来る、広いスペースがあります。
下には海が一望。前日の雨で空気が澄んでいたのか、東京湾の対岸に千葉県の房総半島がクッキリと見えていました。
もう夕方が迫っているというのに、クライミングをする方々が結構たくさんいてビックリしましたよ。この高さをスイスイ登っていくのですから、ビックリですよね。
そして、登ってもいないのにポーズだけ決めてる長男(長女撮影)
自然の中にいると、子ども達がオバカになって、長女&長男も笑顔でいっぱいになるんです。思春期でちょっぴり感情の波が激しいお年頃だけに、母としては癒しの時間でした。
ゆっくりする余裕もなく、急ぎ足で下山
後ろ髪引かれる思いでしたが、日が暮れる前に下山しなければ危ないので急いで降りていきます。
行きと違い、今度は先の行程が分かっているので、ペース配分がしやすいですね。危ないところは慎重に、平らなところは楽しみながら、どんどん進んでいきました。
神武寺の山門を出た辺りで太陽が傾き始め、細い参道はオレンジ色の夕方モード。
ちょうど東逗子の駅に着く頃に、太陽が山に沈んでいきました。
あと30分遅かったら、きっと暗い道を下山することになっていたと思います。
私がいうのもアレですが…、山登りには余裕を持って、安全に楽しんでくださいね。
今回の我が家の装備は!?
山歩きの準備は、中学時代の硫黄岳の記憶を参考に整えました。1時間半のハイキングの予定でしたので、ライトは持っていませんでしたが、1つぐらい持っておけば良かったかなと、後から反省です。
我が家が各自リュックに入れて持っていた物は…
おにぎり、水筒、おやつ、レインウエア:上下、絆創膏、ハンカチ、ティッシュ、ビニール袋:大小2枚、着替え用シャツ・パンツ・靴下
これ以外に、タオル、ライター、非常食用おやつを準備しました。衣類や靴は、(キャンプ同様)普段着ているものを中心に、調節しやすいように重ね着。
この日は気温が高かったので、いざとなったら半袖になれるように意識しつつ、前日の雨でドロドロかもしれないので、念のため、予備の衣類も用意しておきました。
遊具がなくても「遊べる」子どもでいて欲しい
以上、我が家の鷹取山体験をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
本当、子どもにとって「遊び」って何なのでしょうね。遊具やおもちゃで遊ぶことでもなければ、必ずしも「楽しい」ことだけではないんじゃないかな、とも思います。だって鷹取山ハイクは、我が家にとって確実に「遊び」だったと思うから。
ドキドキ・ワクワク、心が動くものは全て遊びであり、学びなのでないかと思う今日この頃です。
コロナ禍にキャンプブームが加わって、「キャンプ場の予約が取りづらい」というお声も多々耳にします。でも、悲しんでいても仕方ない!
今こそ身近にある自然に目を向けて、ご家族で楽しんでいただけたら嬉しいです♪
京急電鉄「神武寺駅」ー神武寺裏参道〜神武寺〜鷹取山展望台〜神武寺〜JR東逗子駅コース
所要時間:約3時間45分(休憩等含む)
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