ハイキングデビューは何歳からOK!? 持ち物・コース選びetcまとめ

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眩しいくらいの日差しと爽やかな風が、とても気持ちのいい季節になりました。よく晴れた日には、お弁当や飲み物をリュックに詰めて、親子でハイキングに出かけてみませんか?

今回はコース選びや持ち物など、ハイキングの基本準備をお届けします。

ふらっとハイキング:何歳からいける?

ハイキングと言っても、難易度は様々です。自然の中をのんびりお散歩する感覚のハイキングでしたら2〜3歳ぐらいから楽しめます。大人が歩いたら1時間もかからないような距離を、寄り道したりお弁当を食べたりしながら、のんびり3−4時間かけて歩きます。

小さなお子さんは、無理に「歩かせなくては」と思い詰めなくても大丈夫。外での空気や風や匂いに触れるだけでも立派な「自然体験」です。だっこしながら歩いて、親子一緒に自然に触れて「気持ちいいね〜」と感覚に共感し合うことがハイキングの醍醐味です。

目的地に「行くこと」よりも「歩くこと」自体を楽しんでください。

どんなところに、出かければいいの?

親子ハイキングをサポートする団体「外あそびtete」の東麻吏さんによると、小さなお子さんと一緒のハイキングなら、「緑地」と名前がついているような場所のトレイルコースや、「自然公園」「野鳥の森」などの散策コースがオススメとのこと。「〇〇の森」と名のつく場所は、整備された森の散策コースが多く、舗装路ではなく自然の道を楽しく歩けます。

外あそびtete Facebookページより

また、「自然観察路」「自然研究路」などは自然観察を目的として作られているので比較的歩きやすいコースが多く、〜3歳までの小さなお子さんと一緒のハイキングにもオススメなんだそうです。

外あそびtete Facebookページより

一般的なハイキングコースは、外遊びにも慣れてある程度体力がつく3歳半〜4歳以上から挑戦できます。ただし、その場合も最初は大人の足で1〜2時間のところからチャレンジを!無理ないコースを選ぶことが重要です。

<大人も楽しめるひと工夫>
お子さんが安全に楽しめる難易度のハイキングは、歩くペースもゆっくり&景色もさほど変化せず…実は大人が飽きてつまらなくなっちゃう場合があります。

いくら森の中の風が心地よくても、何時間もお子さんの遊びに付き合うのは、大人にも根気がいりますよね。

そんな時には、ネイチャーゲームのような要素を取り入れて歩くのがオススメです。落ち葉を集めたり、ルーペでアリを追いかけたり。自宅に持ち帰って葉っぱの葉脈を観察してみるのも楽しいですよ。

 

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“こどもと歩く”コース選びの注意ポイント!

子ども一緒だからこそ、忘れちゃいけない4つのポイントがあります。どこに行こうかな〜と検索する時、ぜひ参考にしてください。

その1:遊具のないルートを選ぶ

小さなお子さんとのハイキングに適したコースは、複合遊具やじゃぶじゃぶ池などの遊びポイントが隣接している場合があります。せっかく「親子でハイキング!」と思って出かけても、遊具が目に入ってしまったら、お子さんはきっと公園遊びモードにチェンジ。そうならないために、できる限り(コースの前半は)遊具に近づかないルートを選んでおきましょう。

その2:トイレの有無を確認

コース上のトイレの場所を確認するのはもちろんのこと、洋式・和式どちらなのか。こども用便座などの設備はあるのか。できる限り詳しく確認しておきましょう。
オムツの子やトイトレ中の子は要注意!季節や時間帯によって、多目的トイレが施錠されてしまう場合もあります。

その3:途中リタイヤしやすいところを選ぶ

急に体調が悪くなってしまったり、ケガしたり、こどもと一緒のお出かけは何があるかわかりません。疲れて歩くのが嫌になってしまったり、途中で寝てしまうことも…。


万が一のために抱っこ紐を持参するのはもちろんですが、最初のうちは、途中リタイヤ(近道)できるコースを選んでおきましょう。

小学生ぐらいになっても、慣れないコースに予想以上に疲れてしまうことは多々あります。お子さんと一緒のハイキングは、「疲れたら近道して楽々〜♪」ぐらいの余裕が大切です。

その4:真夏日のハイキングは熱中症に注意

夏の暑い時期、山とはいえ低山(1000m以下の山)の気候は平地とほとんど変わりません。湿度も高いため、少し動くだけで、子どもも大人も汗びっしょり!水分補給のタイミングを誤ると熱中症の危険があります。


有名な高尾山でも標高は599mですので、首都圏近郊の気軽に行けるハイキングスポットは要注意です。

親子ハイキングの持ち物は?

選ぶコースによっては、本格的なギアがなくてもハイキングには行けます。でも、きちんとした装備があれば体力も温存できるし、その分余裕を持ってお子さんと一緒に過ごせるのも事実。まずは、大人のトレッキングシューズから揃えましょう。

外あそびtete Facebookページより

防水性のあるハイカットのシューズで、大人は足首をサポート。お子さんの靴はローカットでも構いませんが、防水のスニーカーを探してあげて下さい。

リュック(バックパック)はアウトドア用のものの方が疲れにくいのでオススメです。季節にも寄りますが、数時間のハイキングなら20〜30Lで大丈夫だと思います。


基本的な持ち物は…

お弁当やおやつなどの食料、飲み物、虫除け、虫刺され薬、ティッシュ、ハンカチ、絆創膏、日焼け止め、地図、帽子、着替え、レジャーシートetc…

+万が一の時には防寒着にもなるので、晴れの日でもレインウエアは必携です!

あると便利な装備はまだまだたくさんありますが、全部持ったら荷物がものすごい量になっちゃいますよね。

自分の荷物は、自分で持とう!

年齢や体力にもよりますが、未就学の年齢でも、お子さんの荷物はできる限りこども自身に持たせたいところです。万が一のためにも、少量の飲み物とオヤツや防寒着などの軽いもの+ヘッドランプ1個は、お子さんに持ってもらうようにしましょう。

<外あそびteteとは>
登山ガイドの栗田朋恵さんと、「母と子のためのハイキング&キャンプ(地球丸)」などで有名なフリー編集者、東麻吏さんのアウトドアユニット。「母による母(父)のための自然あそびワークショップ」を主宰し、鎌倉・逗子などでの親子ハイキングイベントを中心に、ハイキング講座、都市公園でのネイチャーゲームなどを開催しています。https://www.facebook.com/sotoasobitete/?locale=ja_JP

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