首都圏から行く冬キャンプでも、山梨や栃木・群馬方面、伊豆半島や箱根方面でも降雪が心配な場合があります。キャンプでなくても、内陸部や標高の高い場所に行くときには路面の凍結が心配な時間帯もありますよね。
だからと言って、スノータイヤを購入するのは大変だし…。そんな理由で冬のお出かけを控えている皆さんに、オススメの対処法をご紹介します。
その1:スタッドレスタイヤをレンタルする
スタッドレスタイヤを必要な日数だけレンタルできるサービスがあるのをご存知ですか?自宅にタイヤをの保管場所がなくでもOK。レンタル期間中、ノーマルタイヤを預かってくれるサービスや、タイヤの交換サービスなども選択可能。
レンタル先によって取り扱っているタイヤサイズや種類に違いがあるため、急に使用したい場合には予約できないこともありますが、小さなお子さんのいるご家庭ではチャイルドシートの付け替えの手間もなく、乗り慣れた車でお出かけできるのは嬉しいポイントです。
ただし、4泊・5泊以上の長期レンタルをする場合には購入してしまった方がお得な場合もあります。タイヤの購入費用ではなく、交換や保管場所がネックになる場合には、購入先で保管してくれるサービスがある場合もあるので、まずは問い合わせてみましょう。

その2:スタッドレスタイヤ装備のレンタカーを借りる
あまり一般的ではないかもしれませんが、冬期にはスタッドレスタイヤを装着したレンタカーを借りることができます。
メリットはもちろん、車を借りるだけなのでタイヤ交換の手間がなく、そのまま乗り出せること。格安レンタカーの比較・予約サイト「たびらい」などでは、こだわり条件の中にタイヤ選択できる場所がありますので、そちらから絞り込んで検索していただくだけで、通常の手続きと同じように雪道用のレンタカーを借りられます。
ただし、万が一スリップ等で傷をつけてしまったり、スタックしてしまったりすると、レンタカーは自家用車よりも対応が面倒になる予感。。。雪道を走る場合は、保障内容の充実したレンタカー保険をつけておきましょう。
さらに、レンタカーをお使いの地域によっては、スタッドレスタイヤ装着車両は台数がとても少ない場合もあります。2月の連休などは特に混雑が予想されますので、早めに予約してくださいね。
その3:思い切ってオールシーズンタイヤに変える
海外ではすっかり定番となったオールシーズンタイヤ。最近は性能もかなり良くなっており、高速道路で「冬用タイヤ規制」が出ている場合でも、スノーフレークマークがついたタイヤなら走行可能。タイヤを履き替える手間がないのは嬉しいですよね。
チェーン規制が出ている場合には、スタッドレスタイヤでもチェーンを装着しないと走行できないのでご注意くださいね。

しかし、雪道以外での燃費が落ちる傾向があるため、今のところ日本ではあまり定着していません。
タイヤメーカーさんにお話を伺ったところ、実燃費は運転技術や使用方法によって異なるためなんとも言えないが、1Lあたり1kmぐらい燃費が落ちるかな〜といった感じの肌感覚とのこと。次のタイヤ購入のタイミングに合わせて、安心のために、オールシーズンタイヤに変えてしまってもいいかもしれませんね。
計画前に検討:ノーマルタイヤで大丈夫?
天気予報上では1週間以上雪が降っていなくても、路肩の雪が溶け出して氷になっていたり、夜間の霧がアスファルトについて霜のように凍っていたり…、春先までは各地で路面の凍結が心配な場所があります。
キャンプの場合には、電話で確認すれば近隣の路面状況を教えてもらえますが、それでも、天気予報が外れて万が一急な降雪があった場合には、帰宅できなくなってしまう事も。
目的地までどんなルートを通るのか。天気は?標高は?気温は?どの時間帯に移動するのか。状況によって、ノーマルタイヤで大丈夫なのかどうか、判断はとても難しくなると思います。
出かけ慣れない場所に行く時、少しでも不安があるようなら、何らかの対策をしておくことをオススメします。
雪中キャンプに行くなら4WD!チェーンの準備も
最後はガッツリ雪中キャンプ場の対策です。高速道路のICから比較的アクセスの良いキャンプ場でも、スキー場に行く時同様の装備が必要です。
キャンプ場内は思っているよりも坂道が多く、通路は圧雪されてツルツルになっている事もありますし、一晩で数十センチ雪が降る事もあります。
↑こちらの写真は、岐阜県の明野高原キャンプ場&貸別荘さんです。除雪されてみんなが歩くところは完全にツルツルの氷。
もちろん、車がスタックするようなことが無いように、キャンプ場さんも色々と対策をしてくださっていますが、それでも、一晩でたくさんの雪が降るようなエリアに行かれる際にはチェーン必携!!レンタルするなら、4WD車にしてください。
本当に運転大丈夫?
雪道装備の車で出かける方法をお伝えしてきましたが、ここで今一度確認です。雪道を運転した事はありますか?大切な人を乗せて、安心して走れますか?
慣れない道で、無理は禁物。電車やバスで行く旅も、たまには楽しいですよ♪
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