<食材を冷凍保管するときの便利アイテム>解凍プレートの実力とは?

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気温が上がってきて、キャンプでも食材の保管に気を使う季節になってきました。そんな時に活躍するのがLOGOSの氷点下パックを代表とした高性能保冷剤。食材をあらかじめ冷凍して持ち運ぶ方も多いですよね。

あまりに高性能なので…、冷凍して持ってきた食材をいざ調理しようと思ってもカチコチだった!なんていうこともしばしば。そんな時に、食材を通常の数倍の速度で解凍できる便利な「解凍プレート」なるものがあると聞き、早速実力を検証してみました。

使ってみたのはこちら:OMRIQ PLATE

エアコンなどのインバータに使用される「ヒートシンク」という放熱部品の技術を活かして作られた解凍プレートは、大阪府で自動車用金属部品を製造している、(株)ミナミダの商品です。7cm×7cmというコンパクトなサイズながら、フィンを設ける事で解凍性を維持し、常温解凍の2~3倍のスピードで解凍できるというアイテム。

メスティンにも収まるサイズで携帯性が良く、食材の大きさに合わせて拡張したり、上下で挟んで解凍したり、様々な使い方が可能です。

早速いろいろ解凍してみよう!

まずは、お肉の解凍から

早速なにか解凍してみたくて、冷凍庫にあったジップロック入りの豚コマを挟んでみました。OMRIQプレートの厚みは1.3cm。キャンプなら1-2cm厚のステーキ肉を解凍する商品なんでしょうが…、5人家族用の豚コマなので量多め&厚みも4cm以上。見た目にも何ともバランスが悪い感じです。

普通に解凍したら、室温<20度>では数時間かかる解凍作業。30分後にチェックしてみましたが、プレートで挟んだ方のお肉でも表面が少し柔らかくなる程度で、どれぐらい差が出ているのか、凄さがさほど実感できませんでした。(ちなみに、何もしていない方はカチカチです。)

氷の解凍実験動画は、すごいんです。

ちょっと心配になってきましたが、メーカーさんが公開している氷の解凍動画を見る限り、OMRIQ(オムリク)プレートの実力はかなりのものがあるはず。

Makuakeでクラウドファンディングしていた時の情報によると、解凍スピードは2.5倍。通常だと1時間かかる解凍も24分で終わる計算なんです。

Makuake|コンパクトながら、すばやく解凍!自動車部品加工技術を活かした究極の解凍プレート|Makuake(マクアケ)
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あきらめずに、挽肉にも挑戦!

何とかお肉の解凍パワーを実感したくて、今度は挽肉に挑戦してみました(笑)

この時も(懲りずに)お肉の厚みは4cm以上のぷっくりタイプ。そもそも、冷凍する時には厚みを抑えてパッキングしておくべきなのに、ズボラな我が家でお恥ずかしい限りです。

室温23度:上下に挟んで20分。気付くとプレートの表面が結露して、細かい水滴がついていました。

「おっ、これは効果も期待できるかも!?」とりあえずカットして断面を見てみましょう。

挽肉の上側よりも下側の方が解凍が進んでいるようです。中心部分(矢印部分)はまだ凍っているものの、包丁でサクッと切れる程度の凍り具合で、全体的に見ると約7〜8割方解凍できていました。

何回かお肉の解凍を試みて、私なりに得た答えは…お肉を冷凍&解凍するなら厚み2cm以下の塊にすべし!ということ。

7cm×7cmというプレートのサイズ感から言っても、ソロキャンプやチェアリングなどに使うと便利なアイテムですね。お刺身を解凍したり、高級なお肉をちょっといただく時にもオススメです。

解凍実験で一番効果が分かった食材は、これ!

半ば諦めかけた頃、効果を実感できるものを発見しました。それは、冷凍で売られていて…子どもたちも大好きな「みたらし団子」!

業務スーパーのみたらし団子:醤油あんは中に入っています。

パッケージに記された情報だと、通常自然解凍で2時間待つと食べられるということですが、解凍プレートを使うと、なんと!15分で食べられるようになりました。


写真ではわかりづらいですが、プレートなしで解凍した場合、15分後はまだお餅部分も半冷凍でサクッとした食感。中のみたらしソースは凍ってシャリシャリしています。(まるで囲んだ部分が凍っています。)

屋内で解凍してこのスピードですので、外に持ち出したら、カチコチのお団子も10分程度で食べられるようになりますね。

お弁当の粗熱とりに大活躍!

朝、炊き立てのご飯をお弁当箱(メスティン)に詰めると、お米の温度ば76.9度。かなりの熱々です。

これをLOGOSの氷点下パックOMRIQプレートの上に乗せて冷やし、粗熱をとります。

下からの冷気で、ぐんぐん冷えていく…。炊き立てのご飯は80度近くありますが、ものの10分で人肌程度まで下がってきました。

熱さを感じない程度に冷めたら、解凍プレートを使った粗熱とりは終了。これ以上続けると底面が凍ってきてしまいそうなので、やめておくことにしました。あとは保冷剤と一緒にお弁当袋に入れておけばもう少し冷えてくれるはずです。

粗熱とりの時、OMRIQプレートの効果はスタートから15分ぐらいまでの時間に一番実感できました。(30分以上経つと、何もせずに置いておいてもそれなりに冷えてくるので。)

朝はとにかく時間がないので、2倍速で進む粗熱とりは本当にありがたい。最近では、粗熱とり用のアイテムとして、朝に大活躍してくれています。

家でも使えて、キャンプにも持ち出せる♪ 解凍プレートは、調理の手間をちょっと楽にする、1つあると便利なアイテムでした。

さすがの技術力!美しささえ感じる滑らかさ

機能とは少し違いますが、ご紹介させてください。

OMRIQプレートはアルミ合金を成形して作られている商品なのですが、四角い角はすべて丸く加工されていて、手に当たる部分がとても滑らかです。表面にデザインされた模様も含め、直線すべてに角がなく、表面をシリコーン樹脂でコーティングしてあるので、サラリとしていて汚れ落ちもGOOD。

裏側フィンの1枚1枚まで、どこをみてもまったくバリがなく、手に当たって引っかかるような部分もない、この綺麗な仕上がりを見てください。

お皿やまな板に傷がつく心配もなく、子どもが触っても安心な、とにかく美しい出来栄えでした。

キッチンアイテムとしては少々お値段も張りますが、解凍スピードが早い=食材を冷凍させてキャンプに持ち出して、現地で解凍すれば傷みもなくて安心!だと思うと、これからの季節に1つ持っておいてもいいアイテムなのかもしれません。

OMRIQプレート以外にも、さまざまな素材・形状の解凍プレートが販売されています。使用用途などを考慮して選んでみて下さいね。

 

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