真冬のビア缶チキンは生焼け注意!<Campeenaクリスマスの教訓より>

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12月のとある週末。平和島公園キャンプ場で、Campeenaの親子クッキングイベントを開催しました。

アウトドアメニューのお題となったのは「ビア缶チキン」。今やキャンプの定番ともなった一品ですが、平和島のかまどでいざ焼いてみると思ったよりも難しく…、私的には30点とも言い難い出来栄えとなりました。

なんとか食べられる状態でお渡し出来たのですが、パリッとしない皮目に満足できなかった私。後日自宅でも作り直してみましたので、失敗原因等を共有します。

これからの季節、関東近郊でもGW頃までは調理時に注意が必要そうです。ご検討中の方は私の失敗を参考にしつつ、美味しく作ってみてください。

2022年12月17日:寒波予報の平和島公園で親子クッキング開催


数日前の天気予報では、真冬なのに小雨がパラつくと言われていた12月のCampeenaイベント。お天気とは裏腹に、お父さんが5人も参加してくださって、お子様達も男の子9割!?みんな元気に遊び回りました。

Campeenaキャンプで、アウトドアXmasクッキング教室:終了
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当日朝、平和島公園は気温5度

今季1番の寒さとなる大寒波予報が出た朝。平和島公園の気温は、冷蔵庫の中よりも寒い5度でした。

お昼には気温も10度を超えてきましたが…外気温が低いため丸鶏さんの温度がなかなか上がりません。

解凍はできているので、とりあえずスパイスを塗り塗り。下味をつけてはみたものの…何となく不安な見た目のチキン達。ちょっぴり寒々しいのは、毛がないからなのか、実際に外が寒いからなのか。。。

普段あまり目にすることのない鶏肉の姿に、お子さん達も大人も興奮気味に味付け作業を進める姿が印象的でした(笑)

今回は焼き時間の関係上、各家庭1kgの丸鶏を用意しましたが、いつものキャンプで我が家(中学生2名含む5人家族)が買うのは1.5kg〜2kg程度の丸鶏です。余談ですが、10インチのダッチオーブンで調理する際も、1.5kgまででしたら入ると思います。

とりあえず、(いつも通り)アルミホイルで包み込み、炭火の上にセットしました。Cサイトのかまども綺麗になったのですが、ここもやはり高さのある炊き出しタイプです。

※ホイルの巻き方に、それぞれ個性が出ました。ビア缶チキンは植木鉢や金バケツを被せてオーブンのように焼き上げるものなので、熱を閉じ込める巻き方でOK。肉汁が垂れると引火するので、注意してくださいね。(写真のように完全に包むと、蒸し焼き状態です。)

焼き芋は、美味しくすぐに焼けました。


焚き火エリア&炭火の横にセットしておいた焼き芋は、1時間弱でとっても美味しく焼き上がりました。

ホットドッグ用に用意していたケチャップをつけて、甘い&しょっぱいのループを楽しむお子さんも(笑)

大寒波予報だったのに、途中ちょっぴり薄日もさしてくれまして…焚き火近くでは、子ども達は上着も脱いでのんびりしていました。

カートンドッグはどの焼き方が正解なのか?

さてさて、丸鶏が焼きあがるまでの腹ごしらえメニューとしてカートンドッグとスープを用意していたのですが、調理工程で???な事案が発生しました。


ウインナーを挟んだパンをホイルに包み、牛乳パックに入れて(パックに)火をつけて加熱するカートンドッグ。以前、品川区民公園で挑戦したときにも特に問題なくできたので、私はまったく考えたことがなかったのですが…「パックは寝かして着火or立てて着火どちらが正解なの??」とご質問をいただきました。

検証結果:パンの焦げ具合は、牛乳パックの置き方ではなく、中のパンの太さなどの影響が大きい。

置き方を変えても、中の焼け具合は大して変化なかったので、このような見解になりました。(参加者Hさんが以前行った際は、パンが結構焦げてしまったのだとか。)カートンドッグをする際には、ぜひ、数種類のパンを用意して試してみてください。
ただし、作る際には1本ずつ間隔を空けて着火してくださいね。距離が近すぎると、大炎上して焦げてしまうので(笑)

【大好評】コーンスープのレシピ公開


丸鶏が焼けるまでの空腹を満たす軽食メニュー。カートンドッグにトマトスープとコーンスープの2種類をご用意しました。牛乳が余ってしまっている時などに、簡単に作れるのでおすすめですよ!

【皆さんに大好評!コーンスープレシピ】

材料:①牛乳・コンソメ・水・クリームコーン/②塩・こしょう/③卵

作り方;お鍋に①を入れ沸騰直前まで加熱します。(吹き出すので注意!)コンソメなどが溶けきったら、味見をしながら②で調整。最後に③をといて回し入れ、かきたま状になったら完成です。

※分量はすべてお好みで大丈夫!水>牛乳ならサラリとした味わい、濃いめがお好みならコーンと牛乳を多めにして作ってみてください。

※アウトドアで作るのなら、クリームコーンは上記リンクのような紙パックタイプがおすすめ。メーカーによって食塩や砂糖が入っていることがあるので、味付けの際はご注意を。

肝心の丸鶏さんの焼け具合は…

素敵な笑顔で鶏を掲げてくださっていますが、本来はこんなふうに持てないはずなんです。炭を追加しながら焼くこと3時間。中心温度はギリギリの63度でした。

赤い血は出てこなかったのですが、皮もパリッとしておらず焼きムラもあるかも知れないので、念のため家に帰ってチェックしていただいてから召し上げっていただくことに。(時間の関係上ここで火から下ろしましたが、宿泊ならあと30分〜1時間焼けば安心して食べられたかと。中途半端に終わってしまい、本当に申し訳ありません。)

※蒸し焼き状態で2時間以上は加熱していたので、持ち帰っても大丈夫と判断しましたが、季節によっては半調理状態で持ち帰ることには、リスクも伴います。慎重にご判断ください。

後日皆さんにお聞きしたところ、一部足の付け根付近があやしいものもあったようで、念の為オーブンに入れてから食べた方もいらっしゃいましたが、そのままジューシーに焼けているご家庭もあったとか。今回は、焼き加減が本当に難しかったです。

後日自宅で、BBQグリルでリベンジしてみるものの…

平和島公園のかまどに高さがあるのがパリッと焼けない原因かと思い、後日自宅でも試してみることにしました。目指すのは以前道志で焼き上げた、パリッとジューシーな皮目。

使用したグリルは、上記のチキンを焼いた時と同じキャプテンスタッグのヘキサステンレスグリルです。下記記事の中では折りたたみスモーカーを使っていますが、道志で調理した際にはアルミホイルで覆って加熱していましたので、それと同様に調理。(2kg近い炭を起こし、2時間じっくりと加熱しました。)

ビア缶チキンとダッチで丸鶏、簡単なのはどっち!?
Christmasシーズンが近づいてきました。キャンプで丸鷄を焼く時、初心者でも失敗せずに焼けるのはどっちでしょう。両方やってみて気づいたことをまとめましたので、参考にしていただけると嬉しいです。

結果は、やっぱりイマイチ。原因は炭との距離ではなかったようです。日も暮れてきたので、仕方なくオーブンで15分ほど熱をあて、パリッとさせてから食卓に並べました。

失敗の原因はホイルの巻き方にあり!?

今回の検証では、平和島公園と同じように丸鶏に(割と)密着させる方法でホイルを巻いてみました。下から熱が入るように少しふんわりとはしているのですが、肉汁が垂れないように、アルミのすそはビア缶チキンホルダーの内側。

炭に乗せた最初の頃は、ジュージュー言っていい匂いがしていたので期待したのですが、30分ほどしてくると静かになって…ホイル内に上手に熱を集められなかったようです。

こちらは10月末に朝霧高原で調理した時の写真です。気温は10度を下回っていましたが、アルミホイルではなく、スモーカーを使用したためか、問題なく焼き上げることができました。この方法だと、ホルダーの横から直に熱が上がってきます。

寒い季節はいかにホイルの中に(下から上がってくる炭の)熱を閉じ込めるのか、風の強さなども考慮して巻く必要がありそうです。厚めのアウトドア用ホイルを使用すると、形が崩れにくく綺麗に巻けると思います。

<カートンドッグ>牛乳パック燃料の人体への影響について

紙パックを燃料とするカートンドッグは、食品のすぐ近くでコーティング&印刷されたものを燃やすので、体への影響を気になさる方もいらっしゃるかと思います。(私なりに)その辺りのことを調べてみましたの、最後に追記しておきます。

紙を挟み込む形でポリコーティング

紙パックは、内側・外側をポリエチレンでコーティングしています。上質なパルプとポリエチレンの効果で、紙パックは(アルミ缶炊飯にも使えるほど)すごくよく燃え、とても高温になります。

「ポリエチレンは水素と炭素だけからなるもので、厚生省の省令で使用が認められた素材」<参考:全国牛乳容器環境協議会HP>とのことですが、原料となるのは原油<参考:日進化学株式会社HP>。プラスチック製品の仲間であることは間違いありません。

固形燃料でも、食材をアルミで包めば安全との事なので…

表面に施す印刷用のインクに関しては、調べきれませんでしたが…調理用の燃料として作られているものではないことを鑑みると、少なくても紙パックを燃料にして直火(直に炎の上)で何かを焼くようなことは避けたほうがよさそうです。

これは、主原料がメタノールの固形燃料と同様の対応。カートンドッグの場合はアルミホイルで包んでいますが、いずれにしても、気になる場合は炭火で転がすなど、ストレスなく食べられる方法が一番だと思います。

ビア缶チキンも表面にプリントを施したアルミ缶を加熱します。そんなに頻繁に使用する調理法ではありませんが、ご興味ありましたら調べてみてください。

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