Q7:冬キャンプデビュー、ストーブはどう選ぶ?<本音編>

今年は、11月だというのに、本当に暖かいですね。明後日からは少し寒くなるようですが、日中は15度以上になる日が続きますので、アウトドアでも薄いシャツの出番はまだまだありそうな気候。

紅葉(もみじ)が色づいているエリアは、朝晩の気温が5〜8度になるということなので、キャンプの際には紅葉(こうよう)も目安にしてみてくださいね。

7回目となる今日のテーマは、「冬キャンプの暖房」について、まずは建前抜きの本音でお話しさせていただきます(笑)

(一社)日本オートキャンプ協会のコーディネーターとしては、建前上幕内での火器の使用はNG。テントのメーカーさんも、使用説明書には、基本的には各社NGの表記があると思います。

が、ぬくぬくキャンプしたい方も多いと思いますので…、ストーブの選び方〜暖房器具の注意点などなど、まずは本音でお話しします。

キャンプにストーブなんて邪道!?

「マイナス対応のいい寝袋を購入すれば、ストーブなんていらない!焚火最高!!」なーんていう考え方もありますが、正直、一旦手足が冷えてしまうと、なかなか温まらないのも事実。
冷え性の人や、体温調節の苦手な子ども連れのキャンプの場合は、やっぱり、暖をとれるアイテムが必要だと思います。

冬キャンデビューの見守りサポート:実例

先日行われたJAC関東のキャンプイベントでは、Campeenaのご家族(2組)が冬キャンプデビューしました。「我が家も参加するので、一緒にいかがですか〜?」と、Campeenaのメール会員さんをお誘いしたんです。

静岡県富士宮市にある朝霧高原の気温は、日中は15度を上回るものの、朝は5度の予報。実際、キャンプ場の最低気温は3度でした。

Aさんご家族は、モンベルのマイナス対応の寝袋をお持ちとのことでしたが、念のため、IWATANIのガスストーブとパワーガスを、半ば無理やりお貸ししました(笑) 寒いキャンプには、苦い思い出があるので…笑い話になる程度のところで、冬キャンデビューを楽しんで欲しかったんです。

寝袋のスペックだけでは安心できない現実が…


翌朝、お話を伺ってみると、やはり寒くて眠れず、ストーブを使用したとのこと。スペックの高い寝袋でも、下に敷くものや寝る時に着ているものによっては、十分に機能を発揮できないことがあるんですよね。風の有無や、キャンプ場の地面の種類などによっても冷え込み具合は様々。ホッカイロや湯たんぽが有れば、部分的に温めることもできますが…、足・腰・背中など、何箇所も温めないと、「どっかしら寒い」なーんていうことになり、私は首元がゾクゾクしてしまうことが多いです。

最初のうちは、寝袋のスペックを過信しすぎず、万が一の場合に備えて、予備のブランケットや暖房器具などを用意して対応してくださいね。

ホットカーペットとストーブさえあれば、寒くない!?

「ホットカーペットや電気毛布+石油ストーブorセラミックヒーターGETしたので、これで冬キャンプも安心♪」と思っていらっしゃる方も多いようです。

セラミックヒーターを使用する場合、多くのキャンプ場の電気容量は100W。容量内の小さなヒーターだと大型のテントは温まらないので…テントの大きさやヒーターのスペック等、よく確認してキャンプを計画してくださいね。

また、ホットカーペット(電気毛布)を冷たい床の上で使っても、全然暖かくないって知っていますか?

自宅で使用する時以上に、テント内は冷たい床(インナー)です。地面からの冷気があることも意識して、マット類も多めに持参してください。

※寒いからといって、“強”モードでホットカーペット所使用して寝ると、低温やけどの心配があります。小さなお子さんは、特にご注意ください。

ランドロックには、フジカ2つ!?

我が家が石油ストーブを買う時、“ランドロック”“石油ストーブ”と検索していたら…大型のテントは石油ストーブでもパワー不足なことが分かってきました。中には、フジカ2台使用の強者まで^^;

もちろん、テントのサイズなどによっては、セラミックヒーター1台でもポカポカで楽しむことができると思います。ストーブも広さに見合ったものでないと寒いことを意識しつつ、口コミを良く調べてから、ストーブの購入を検討なさってくださいね。

ごめんなさい。連泊キャンプはトリプル使いでダラダラしてます。

焚火の暖かさに癒されるのと同じで、石油ストーブの暖かさって柔らかく包み込んでくれる感じがして、とっても心地いいんです。

ですので、冬場の連泊キャンプは、(大荷物になるの覚悟で)ランドロックをお座敷スタイルにして、ゴロゴロダラダラしています。

リビング部分には、ブルーシート・Colemanピクニックシート・キルティングラグ・Colemanインナーマット・ホットカーペット・カーペットカバー用のフリークロスを敷く重装備。

これだけ敷いておきながら、さらに石油ストーブ(ニッセンSS-6)をつけているのでから寒いはずがないのです。

真冬(最低気温−2度・最高気温6度)のキャンプでも、ご覧の通り。上着なし&裸足で、トランプしたりできてます。

我が家のキャンプ用品:ストーブ
冬キャンプは好きだけど、寒いのは嫌。そんな我が家が選んだのは、琺瑯の丸いフォルムがかわいい石油ストーブ「SS−6」でした。※火器の使用はくれぐれも事故にご注意いただき、自己責任において細心の注意を払ってご使用ください。

お日様がポカポカ気持ちい時間帯は外で遊んで、夕方以降はお籠り。寝る時には、ホットカーペットを切って電気毛布を敷いて眠るので、背中からの冷えを感じることもなく、朝までグッスリです♪

ここ重要!「真冬の、真夜中に、キャンプサイト全体のブレーカーが飛ぶ」とか、「コードリールが溶ける」なんでいう事案を、ポツポツ耳にします。各家電の電気使用量には注意して、アイテムを選んでください。

ストーブを選ぶ時の注意点

石油ストーブ・電気ストーブを選ぶときのポイントをおさらいしましょう♪大切なのは、次の5ポイントです。

①まずは、テントのサイズに見合っているか。
②テント(天井や壁)との距離は確保できるか。
③一酸化炭素中毒、火災の危険は予防できるか。
④自分でメンテナンスできるか。
⑤燃料の運搬、取り扱いは大丈夫か。

キャンプに持参するストーブが普段も使用している“室内用”ストーブだとしても、キャンプ場で使用するのは、自宅とは環境が違います。(空気の流れ、風、気温などなど)

キャンプで怪我すると悲しいので…、いつも以上に注意して使用していただけたら嬉しいです。

キャンプ用石油ストーブの芯を調節:SS-6
キャンプ用の石油ストーブ、ちゃんとメンテナンスしていますか?春にしまうときのお掃除だけでなく、寒くなる前の点火チェックも、事故予防のためにはとても大切な工程。今日は、気になっていた芯の高さを調節しました。

薪ストーブは、ファミキャンにはオススメしません。

薪ストーブは暖房のパワーも強く、幕内で炎を眺めてのんびりできるので、冬キャンプには“MUST”という方も多いのですが…、私はファミキャン(特に小学生以下のお子さんが複数いるご家族)にはお勧めできません。

大人がどんなに気をつけていても、子どもは興奮したり、寝ぼけたり、喧嘩したり…、幕内でよろめいてしまうような状況になることがあります。

怪我しないように、常に大人が薪ストーブの側にいなければならなくなると、洗い物もトイレも…何もかも大変ですよね(笑)

オススメしない一番の理由は、撤収。。。

そして、メンテナンスや火災の危険もさることながら、一番オススメしない理由は、撤収の手間。朝までに冷えた灰を捨てて片付けるのですが、まずは、ちゃんと冷えていないといけないので、撤収日の朝は薪をくべられません。(余熱や石油ストーブ、ガスストーブでしのぎます。)

小さなお子さんのいるファミキャンの場合、朝ごはん〜チェックアウトの時間までにやるべきことはたくさん。

ある程度お子さんが大きくなって、撤収作業に余裕が持てるようになってから、ゆっくりと薪ストーブデビューした方がいいと思いませんか?

ポカポカにする=結露も覚悟するということ。

撤収つながりでもう1つ。
ポリコットンも含めポリ系の幕は、内と外との気温差が増せば増すほど結露が酷くなります。

午前中(特に10時)チェックアウトの場合、スカートやテープまで乾かすのはかなり厳しいので、石油ストーブを使う場合は、自宅でテントを干し直すことも覚悟して使ってくださいね。

余談ですが…。冬〜春先は乾燥に注意!

ホットカーペットでお昼寝すると、自宅でも、すぐに喉がやられてしまいませんか?

空気が乾燥しがちな、この季節。アウトドアには加湿器がないので(笑)、鼻炎持ちの我が家は、就寝時のマスク必携です。

ホットカーペットやストーブを使用すると、空気がもっと乾燥しますので、喉風邪をひいてしまわないように気をつけて、キャンプを楽しんでくださいね♪

 

次回は、建前編のストーブ話がテーマです。

テントの生地の種類、ちゃんと知ってますか?
薪ストーブのメンテを怠るとどうなるのか?
薪の種類、ストーブ類の一酸化炭素中毒についてetc。

知っておかなければいけない情報を、お伝えしたいと思います。

 
三連休初日は、雨のところも多くなりそうですね。コロナも増えていますし、気温も下がってくるようですので、体調管理にはお気をつけて!

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